2000年前半からトヨタのプリウス、ホンダのハイブリットがエコカーの先鞭を切って環境を意識した車が続々と出てくる。
低燃費と謳われたエコカーのカタログ燃費の不評もあったのか、2011年4月から10・15に代わりJC08モードでカタログログが書き替えられた。
燃費効率の高いトップファイブを見てみると、トッぷはトヨタのプリウスが37km/l、そして3位にホンダのフィットが32km/lと続く。この2車種の実燃費は、それぞれ24km/l,22km/lで前者は-35%,後者は-30%と大きな差が目立っている。
JC08モードでは、加速・減速をより大きく、測定時間は1204秒、走行距離8172km、平均速度24.4km/h、最高速度80km/h、おおむね市街地走行を想定して測定される。
それに人が運転するのではなく、シャーシーダイナモ(ルームランナーの車版と考えたらいい)上で、空気抵抗などの負荷をかけて測定するというのでので、運転技術やエアコンなどの装備は全く考慮されていないため差が出るのは当たり前だと言わざるを得ない。なぜなら、私が思うに、
ハイブリットカーは、運転の仕方による燃費への影響が大きいと考えているからである。そこで我流のドライブ方法は次のとおりである。
市街地走行と長距離走行では当然燃費は違ってくる。市街地は信号が多く走っては止まる、走っては止まるの繰り返しだからだ。しかし、この市街地での走り方が長距離に切り替わったときにも影響を与えるので、慎重にしなくてはならない。あくまでコンピュータのプログラムが正常に機能していることが前提だ。市街地での燃費、例えば15km/lで走っていたものを、長距離での平均燃費27-28km/lまでもっていくには相当苦心が必要だ。コンピュータが正常にという前提と言ったのは、コンピュータが記憶している市街地走行モードが、信号機の少ない長距離に変わったということをコンピュータはすぐには認識してくれないものと私は考えている。そのため相当程度走ってから、ようやく長距離モードを理解してくれるのではないかと思う。すぐに長距離モードにしようと思ったら、一旦メーターを初期状態に戻してしまうという方法もある。これまで何度も試してみたが、それも一つの方法だと思っている。車載のコンピュータにいかにして自分のドライブの仕方を覚えてもらうかという、まさかと思うことを何度も経験した。そこで、戻って基本的なことから説明していく。
市街地ではスピードは控えめに。信号で止まるときは必ずエンジンストップ状態になるようにグリーンの状態(インサイトではメーター部分がグリーンとなるのがエコモードである)で止まる。発信もクリープ状態からスムースに運転状態になるグリーンの色を意識して行う。ただ、朝の急ぎの時間帯でも急発進は絶対避ける。速度が50km/hでも60km/hでもメーター盤の色がグリーンであることを確認しながら走る。あまりメーターの色に気を取られないように注意は必要。走行中は一定の速度を維持することが燃費をよくする。
信号で止まる時にもう一つ気を付けたいのは、50km/hで走行しているときに信号が変わり、停止位置までの距離が少ない場合にブレーキを急に踏むのではなく、エンジンブレーキ(スピードが出ているときはLに落としてからSに落とす)をかけて速度を落とし、停止線に近いところでブレーキを踏む癖をつけるとよい。
燃費を稼げるのは跨線橋などの下りの坂道である。Sに落として軽くポンポントアクセルを叩くように踏んでやると燃費のキロ数が1km/hずつ上がることが多いので試してみたらどうでしょう。
エジンオイルを交換した後は確実に効率が上がります。
まだまだありますよ。・・・次回

2009年式インサイト

車には全くの素人の私をこの車に駆り立てたものとは


 2008年10月、フランスのパリで行われた国際モーターショー モンディアル・ド・ロトモビルに展示された2代目インサイトEZ2型の写真と記事をネット上で見たときの興奮を忘れられない。
 白の5ドアハッチバック。初代インサイトの2ドアから5ドアにモデルチェンジして、ライバルトヨタのプリウスのかまぼこ様の屋根の型に比べるとホンダの宿命でもあるスポーツタイプの引き締まったボディーに強いオーラを感じた。燃費は27.2km/hである。 ホンダが地球環境を意識した車を販売する宣言を行い、その第1号が「インサイト」(2009年2月)である。もちろんその時からオートアイドルストップであった。
 その時乗っていたのはフィットアリアで、まだ4年半しか乗っていなかったから当然妻は反対したが、私は、燃費計算をしてランニングコストの優位性で説得したが、頭を立てに振ることはなかった。
 結果的に、2009年3月27日私は自腹で購入する羽目に至った。(笑)
 インサイトは2014年3月で生産を終えたが、コンパクトカーながら走行性能をはじめとして、素晴らしい車に出会えたことに感謝している。ちなみに、リコールは一度もない車種であった。

上の画像左は、上方向にASST(アシスト)、下方向に(CHRG)とあります。 青部分は電池のアシスト、緑は充電。針がどこを指すかでどんな運転をしたらいいかの
参考になります。
例えば、坂道ではチャージモードですから、その時にアクセルペダルをトントンとしてあげると真ん中のkmが増えることが多いです。
考えるのは、高燃費の数値になると低減するペースが落ちて、市街地に入っても25,6km/lを維持していることがあります。その時、ひょっとしたらコンピュータ私の運転にだまされているんじゃないか(笑)と思うことがあるから面白い。

昨年の9月から10月初旬にかけて燃費の検証をした。上の3つの画像のタコメーター中央部に、リッター当たりのキロ数が表示されている。この数字は、自宅(青森市県庁南方300m地点)を出て中央大橋をわたり、青森空港道路から県道13号経由で黒石市を縦断し、国道7号に出て平川市・合併前の碇ヶ関に入ると右側に「道の駅いかりがせき」が見えてくる。
そこから更に数百メートル先にいくと左側に橋があるので、そこを渡ると建物の上の櫓に「ゆ」と書いた目立った温泉がある。画像はそこまで行った3回分である。ちなみにここの温泉は平川市が管理する共同浴場で、地元の人は200円、他市の場合は250円と格別に安い。画像の距離は、この「ゆ」という共同浴場までの約55km走ったときのリッター当たりのキロ数である。
 確かにメーターのAの横の数値はバラバラではあるが、インサイト2009年製が発売された当時示されていた27.2kmという燃費に比較しても、購入して7年7ヶ月、走行距離は77,000kmであることを考慮すれば、概ね妥当であるといってもいいのではないか。
 実は、ハイブリット車は運転のコツがある。あくまで私の個人的な手法であるが、運転しながらマルチインフォメーションディスプレイのキロ数を見ながら何度も検討してみた結果である。
 インサイトでの省エネ運転ということに特に拘らず、リッター当たりの距離を伸ばす工夫をした何点かを勝手に指摘しておく。勝手にだから、誰にでも当てはまるともいえない(笑)
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