年賀状
美しい目が欲しいなら、人の良いところを探しなさい。
美しい唇が欲しいなら、優しいことだけ話しなさい。
落ち着きが欲しいなら、自分はひとりではないということを胸において歩きなさい。

                            ・・・・・・・・ オードリー・ヘプバーン
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2009年式インサイト(未定稿)

1500km過酷な車の旅
(未定稿)

「こちらは○○市の○○交番ですが、そちらにとしのりさんという方はおられますか?」 
電話に出るのはきまって僕だ。特に理由はないが結婚したときからそれは変わらない。
長い晩酌も手伝っていささか不機嫌な感じを持たれたのではと思われる言い方で受話器に話しかけた。「外崎ですが?」。その後に相手側が話した
のが冒頭の言葉である。
交番と聞くだけで、あまりいい気持ちはしない。この時間に、夜8時過ぎだが、それも100km以上も離れたところから何の用だ。そこで、あっ彼に何か
あったのかと従兄の顔が浮かんだ途端に酔いは飛んでしまっていた。「私ですが何か?」と冷静さを繕って返事をした。
「実は、従兄の四郎さんが、A店の商品を持ってB店のレジで会計をしようとして、B店から連絡を頂きました。」私は一瞬どういうことか頭の中で、若
いおそらく若いだろう警察官の言葉を反芻した。頭の中で、「ん?A店から窃盗か?」と咄嗟に刑法235条が弾けた。警察官はつづけた。「B店に行っ
て交番に連れてきて事情を聴いたんですが、自分の行動をよく覚えてないというんです。盗む気があればお金を払うということはないので、自宅に
帰したんです。」 私は、「それは大変お世話をおかけしました。申し訳ありません。」と話したら、警察官は更に続けて、「どうも認知症か何かではない
かと思い役場に連絡したところ、四郎さんの身元引受人というか、何かあったら連絡をする人というのであなたの名前を伺ったので連絡させて頂き
ました。」と。「事情はよく分かりました。明日11時には役場の方に伺います。いろいろとご迷惑をおかけしました。」と話し受話器を置いた。

冠婚葬祭以外ほとんど行き来のなかった従兄の行動が、私に残された時間、それはこれまでの安穏として、これからもそのままに時が流れていくだ
ろうと思っていた古希を迎える直前に、私の歩んで行くはずの道を一旦塞ぎ、少しばかり遠回りの、苦痛を敢えてこしらえたような道に変えられた。
しかし考えてみると、この道は初めから用意された道なのかもしれない。
認知症という聞きなれている病も、こんなに身近なものになるとは予想だにしなかった。
この高齢社会に大きなひずみが刻々と起こっている。今のところたまにメディアで騒がれてもひと月もすると忘れるくらい静かだが、近いうちに
怒涛のように押し寄せてくるその不気味さを感じながら、それでも9か月が過ぎようとしている。
すべては従兄との苦労がここから始まった。
  

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外崎としのり
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